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TAM(獲得可能な最大市場規模) TAM (Total Addressable Market)

ある製品が市場の100%を獲得した場合に得られる総収益機会。SAM(獲得可能市場)とSOM(現実的に獲得可能な市場)は、より現実的なサブセットとなる。TAMは天井であり、TAMの拡大が止まると、株式の成長倍率は圧縮される。HALO 100は、コンパウンダーの質を測る4つの指標の一つとしてTAMの拡大を用いている。

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定義と背景

TAMは収益の理論上の上限である。通常はトップダウン方式(業界支出×獲得可能シェア)またはボトムアップ方式(対象顧客数×想定価格×普及率)で推定される。SAM(獲得可能市場)は、地理的・規制的・流通上の制約を踏まえてTAMを絞り込んだものである。SOM(現実的に獲得可能な市場)は、競合状況を踏まえて企業が現実的に獲得できる範囲までSAMをさらに絞り込む。この3つの数値は通常、それぞれ一桁ずつ小さくなっていく。

TAMはテック業界のストーリーテリングにおいて最も乱用される指標である。ピッチデックでは、実際に製品が販売されている市場とは何の関係もない、数千億ドル規模のTAMが日常的に引用される。重要な問いは「TAMがどれだけ大きいか」ではなく、「TAMは企業の浸透率よりも速く拡大しているか」である。TAMが20%成長し浸透率が10%成長する場合、倍率は拡大する。一方、TAMが頭打ちになり浸透率が10%成長する場合、収益は伸びていても倍率は圧縮される。

投資家にとっての意味

HALO 100は、コンパウンダーの質を測る4つの指標の一つとして、直近5年間のTAM拡大をローリングでスクリーニングしている。これは、TAMの拡大余地が尽きたコンパウンダーは、成長が鈍化する前でさえ急激にデレーティングするためである。Closelook Capex Cliffフレームワークはその逆を追跡する。Rubin 100の設備投資が4四半期連続で横ばいになると、データセンター建設の暗示的なTAMがピークを迎えつつあることを示し、川下の銘柄はファンダメンタルズに先行してデレーティングする。

関連コンセプト

TAMはMoatの持続性を左右する要因であり、Capex Cliffフレームワークと相互に関連し、PEG Ratioベースの質的スクリーニングにおける主要なインプットでもある。